嬉野周辺の旅 「吉田屋」

吉田屋

嬉野周辺の旅 「福泉禅寺・稲佐神社」

 嬉野の宿に向かう途中で、白石町の神社仏閣を観光しました。福泉禅寺は寛平年間に真言密教の道場として創建され、鎌倉時代に鉄牛円心に禅宗に改宗したそうです。このお寺は和泉式部生誕の地や幽霊画で知られています。
 稲佐神社は神仏習合時代から真言密教の道場として、人々の家内安全と無病息災を祈願してきました。境内には樹齢600年を超える2株の大きな楠の木がそびえたっており、どちらも佐賀県の天然記念物に指定されています。

吉田屋 「母屋とパブリックスペース」

 吉田屋は”嬉野温泉”街の嬉野川の川沿いに佇む大正14年創業の老舗旅館です。本館の談話スペースには囲炉裏や薪ストーブなどが設えられ、レトロモダンな雰囲気を醸し出しています。リノベーションを繰り返している為か、階段や廊下が複雑に入り組んでいますので、滞在中はマップを持ち歩く事をお勧めします。

吉田屋 貸し別邸「おりから」

 別邸「をりから」は2階建て1棟をまるごと貸切るスタイルです。今回アサインされた別邸は、「折川」と名前がついていました。1.2階合わせて70平米の広さはは二人で過ごすには贅沢すぎる空間でした。畳のこ上がりや書斎などが備わる2階の一番奥の窓際は、6畳ほどのベッドスペースになっています。2台のセミダブルのローベッドは、程よい硬さのマットレスと軽くてフワフワの掛布団のおかげで、快眠することができました。お目当ての温泉内風呂は、御影石造りで、丁度二人で入れる大きさです。泉質は無色透明ですが、「日本三大美肌の湯」と言われるだけあって、肌にまとわりつくようなしっとり感があります

吉田屋 虚空蔵での「夕食」

 夕食は本館のダイニング「虚空蔵(こくんぞう)」の個室で頂きました。最初に配膳された前菜「河豚のタタキと白子豆腐」を一口味わった途端、そのまろやかな味わいに、板前さんの心意気が感じ取られ、これからの晩餐に対する期待が膨らみます。信頼おけるスタッフお薦めの地酒飲み比べも、期待を裏切らない絶品でした。焼き物、変わり鉢と続いた創作懐石は、ちょっとだけフレンチっぽい盛り付けですが、お味はしっかりした和食で、いずれも噂に違わぬ絶品でした。中でも「佐賀牛すき焼き」は刺しが入った柔らかい肉と季節野菜程よく調和していて、〆に相応しい逸品でした。

吉田屋 虚空蔵での「朝食」

 朝食も昨夜と同じ「虚空蔵」の個室で頂きました。名物の「温泉湯豆腐」は期待通り逸品でした。「あご(飛魚)」の一夜干しの塩加減が絶妙で、当宿オリジナル「ひのひかり」のご飯との相性が抜群でした。

「吉田屋」の公式サイトはこちらから

嬉野周辺の旅 「轟の滝・豊玉姫神社」

 宿を後にして周辺の2か所を観光しました。”嬉野温泉”街から長崎方面へ1kmほど行った塩田川の上流、塩田川と岩屋川内(いわやがわち)川との合流付近にあるのがこの轟(とどろき)の滝です。高さは11mで、三段の滝を形成しています。滝壺の面積は、約2500平方メートル。水が流れ落ちる音が、雷が轟くようであるところからこの名前が付いたそうです。豊玉姫大神は「美肌の湯」として知られる嬉野温泉に鎮座する美しい肌の女神様です。豊玉姫様の遣いの「なまず様」は、古来「肌の病」に効能ありとして湯治客から信仰を集め、現在も美肌を祈願する参拝客が絶えないとの事です。

 嬉野温泉街の嬉野川の川沿いに佇む大正14年創業の老舗旅館です。日本3大美肌の湯と云われる名湯と、口コミなどで評判の美食を楽しみに宿泊しました。ほとんどが若いスタッフさんでしたが、笑顔の絶えないきめ細かな対応をしていただきました。特に宿泊棟へ案内していただいたスタッフさんは、宿泊棟へ入室しての説明の可否を問うなど、優しい対応の中にも、プライバシーを考慮したおもてなしには感服しました。

ビデオ編集工房 宙

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