山陰出雲の旅 「湯宿 草庵」

湯宿 草庵

山陰出雲への旅 「九州~出雲へドライブ」

 九州の佐賀県から出雲市までドライブを強行しました。出発が結構遅かったため、途中「壇ノ浦SA」で休憩を兼ねて昼食を摂ったあと九州に別れを告げました。中国自動車道に入ったあとm三次東JCTから松江自動車道に入って、約6時間弱のロングドライブでした。

湯宿 草庵 「母屋と共用部」

「古民家の再生と、ヨーロッパ・アンティーク家具との融合」という宿のコンセプトに魅力を感じ、出雲大社参詣の拠点として、5月下旬に夫婦で宿泊しました。この宿のシンボルの大きな茅葺の門をくぐると、緑が美しい雑木林の中の石畳の道を通ってレストランを兼ねた母屋「すゞ奈」に到着します。古民家を移築した母屋のロビーは西洋アンチーク家具が程よく調和して、独特の雰囲気を醸し出しています。黒光りのする重厚なテーブルで、ハーブテーと地元名産の金平糖を頂きながら一息ついたあと、分り易い見取り図を見ながら、宿の宿泊棟や共用施設の説明を受けました。

湯宿 草庵 「客室 仙」

 「紫雲閣」という宿泊棟の半露天風呂付を予約しましたが、「仙」と名付けられた部屋がアサインされていました。「紫雲閣」は雲南市の築120年の庄屋さんの古民家を9年前に移築したもので、一階の 「仙」は全体で100平米程の広さで、日本の伝統建築の美しさはもとより、随所に設えられた西洋アンチーク家具が不思議な程マッチングしていて、心が和みました。リビングと寝室は60平米程のワンフロアーになっていますが、組格子や御簾が適度なアクセントになっています。ベッドはセミダブルが2基備えられ、程よい硬さのマットレスと選べる2種類の枕と相まって、快眠する事が出来ました。21平米の広々とした板張りの半露天風呂リビングルームの一角に、直径が1.5メートルほどの桶風呂が設えられています。日本3美人の湯をかけ流しで味あうのは、最高の気分でした。湯船の場所に続くテラスガーデンの外側は柴垣で目隠しが施されていて、解放感とプライバシーが両立しています。

湯宿 草庵 「夕食」

 夕食は古民家の母屋または棟続きの洋館で頂きます。私たちは天井が高くて解放感抜群の洋館の広間に案内されました。個室ではありませんが、テーブル間に充分なスペースがあり、他のゲストの話し声等は気になりませんでした。創作和食会席は地元の海・山の幸に料理長の繊細な手が加わり、目と舌を充分に楽しませてくれました。素材そのものの味を活かした薄味で、個人的には大好きな味付けでした。中でも八寸の破竹の鰹まぶしや、そら豆の餅粉あげ等は、まさに旬を、そして穴子の白煮は日本海そのものを味わえる逸品でした。スタッフは若い男性がほとんどでしたが、それとなく距離を置きながらも、絶妙のタイミングで、出来立てのお料理を供してくれます。どの方も話題が豊富で給仕の傍ら、色んなお話を聞かせて頂いて、美味しい食事に花を添えてくれました。その内の一人は日本酒マイスター(島根県の)資格を持っていて、地酒に関する情熱と知識で、好みと料理に合う日本酒を薦めて頂き至福の時間を過ごす事が出来ました。

湯宿 草庵 「朝食」

 朝食も昨夜と同じ洋館のテーブル席で頂きました。純和風の9品の中でも地元宍道湖産のシジミの味噌汁や分厚い日本海の烏賊の刺身が食欲をそそり、ついついお腹いっぱいに食べてしまいました。

「湯宿 草庵」の公式サイトはこちらから

山陰出雲への旅 「出雲大社」

 翌朝は主な目的だった出雲大社詣でを果たしました。出雲大社は「縁結びの神様」として、また「因幡のしろうさぎ神話」で有名な、大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)をお祀りしています。大国主大神は、幾多の困難を越えて国土を開拓された国造りの神様であり、さらにその国土を天照大御神(あまてらすおおみかみ)に譲った国譲り神話でも知られています。

 田畑だった場所に木々を移植しながら作られた、深い雑木林の中に佇む宿泊棟で湯あみ三昧を楽しみ、優しいおもてなしで美食を堪能する事が出来て、パワーを頂き命の洗濯ができました。部屋の広さや価格体系もバラエティーに富んでいますので、お二人のおこもり旅からご家族での旅行まで、幅広い層にお薦めの宿です。

ビデオ編集工房 宙

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