ゆふいん 「花吉」
ゆふいん 「花吉」 本館と大浴場
由布院の街並みから少し離れ、標高500m強の斜面に佇む、由布岳の景観と朝霧が自慢の宿です。 ロビーラウンジに案内された途端、一面が大型ガラスの向こうに広がる絶景に圧倒されました。由布岳を初めとした山々、由布院の街などの大パノラマを眺めながら、カボスジュースを頂きました。
大浴場は本館1階にあります。女湯は「めぐみの湯」、男湯は「まことの湯」と名付けられ、入れ替えはありません。何れも内湯と半露天風呂がありますが、女湯には露天のジャグジーバスが用意されています。
ゆふいん 「花吉」 宿泊棟「清流」
この宿には大きく「花由エリア」と「ゆめ里エリア」に分かれていて、私たちは「ゆめ里エリア」を選びました。
今回宿泊したのは戸建ての洋室で、「清流の参」と名付けられ、大人2名限定の客室です。居住スペースはお洒落なワンルームで、40平米の広さは二人で過ごすには贅沢なスペースでした。東側一面の広い窓の外に広がる景観は、由布岳を独り占めした様な気分にしてくれました。デッキには、円形のジャグジーバスが埋め込まれています。二人で入っても充分な大きさで、単純アルカリ泉の掛け流しを楽しむ事が出来ます。デッキの向こうに広がる由布岳を眺めながらの湯あみは、この宿ならではの贅沢でしょう。
ゆふいん 「花吉」 「たちばな」での夕食
夕食は本館2階の食事処「たちばな」の個室で頂きました。先付に続いて配膳された前菜の美しい盛り付けを見た途端、これから始まる晩餐に対する期待が膨らみます。絶妙なタイミングで供される、地元の食材に滋味深い味付けが施された懐石料理の数々から、料理長の心意気が伝わってきます。特に生山葵で頂く「黒毛和牛の溶岩焼き」や、まろやかな味付けの「鯛の新じゃが饅頭」が秀逸で、ついつい地酒の杯を重ねてしまいました。
ゆふいん 「花吉」 朝霧ショー
翌朝の6:時30分ごろテラスに出てみると、幸運なことに由布岳や湯布院の街にかかる朝霧を見る事が出来ました。急いで本館の展望テラスへ駆けあがり、コーヒーを頂きながら、大自然が織りなすショーを楽しみました。
ゆふいん 「花吉」 朝食と若宮神社
朝食も昨夜と同じ「たちばな」の個室で頂きました。品数は多いのですが、それぞれが少量で、体に優しい品々が並びます。中でもカボスドレッシングで頂く、シャキシャキのサラダや、大女将手作りの味噌の風味が効いた味噌汁などが逸品でした。
宿を後にして、若宮神社(若宮八幡社)に参詣しました。境内には「豊の国名名水15選」の一つ「宮川滝口」の湧き水があり、その名水を飲むことが出来ました。
「ゆふいん 花吉」の公式サイトはこちらから
由布岳を独り占めしながら、温泉三昧と美食を満喫し、猛暑の疲れが一気に吹き飛んでしまった2日間になりました。由布岳の眺望が自慢の宿は数々ありますが、幸い朝霧にも遭遇できた事もあり、眺望を重視される方には一押しの宿になりました。