南小国と九重の旅 「スパグリネス」

スパグリネス

南小国と九重の旅 「鍋ケ滝・池山水源」

 宿へ向かう途中で、鍋ケ滝と池山水源を訪れました。

鍋ヶ滝は小国町の人気観光スポットになっています。高さ10メートル、幅20メートルと横に幅広く水が流れ落ち、その姿はまるでカーテンのようです。滝の裏側から水が落ちる様子を眺めることが出来ます。池山水源は、毎分約30tという豊富な湧水を誇っているおり、水温は13.5℃で量・温度ともに四季による変化がないそうです。ここの水でコーヒーを入れると凄く美味しそうです。

スパグリネス 「母屋とパブリックスペース」

 スパグリネスは阿蘇くじゅう国立公園の瀬の本高原にある、温泉が自慢の宿です。3年程前に伺った時のイタリアンをもう一度味わいたくて、彼岸入りした3月中旬に宿泊しました。当日はナビを頼りに車で向かいましたが、県道沿いの大きな案内看のおかげで、迷う事無く到着する事が出来ました。

この宿の管理棟のパブリックスペースはかなり充実しています。カフェやラウンジは宿泊者以外でも利用できる、開放的な施設です。コーヒーや紅茶は自由に頂けますし、薪ストーブの横のライブラリーには厳選された本や貸し出し用のDVDも並んでいます。お隣の地元の女性陶芸家の作品を展示・販売しているギャラリーで、目の保養をするのも一興です。

スパグリネス 「客室と露天風呂」

 この宿の広大な敷地には、全てコテージ形式の6戸9部屋の客室があります。今回は「茜」という客室を予約しました。広い踏み込みを抜けて、12畳ほどのリビングに一歩足を踏み入れると、前方の壁一面に設えられたガラス窓の向こうに、雄大な阿蘇五岳が見渡せ、その眺望の素晴らしさに3人とも感嘆の声をあげてしまいました。

「茜」には広くて2面がガラス張りの部屋に設けられた大理石の内風呂と、それに続くウッドデッキにある檜の露天風呂が備わっています。いずれも二人で湯あみしても余裕の大きさで、存分に足を伸ばしてゆったりと、掛け流しの温泉を楽しむ事が出来ました。メタケイ酸を豊富に含む泉質だそうで、保温性に優れていました。露天の檜の湯船の底は少々ぬめりがあり、慌てて入ると滑りますので、くれぐれもお気を付けください。

スパグリネス サーラカリーナで「夕食」

 夕食はコラボ先の「サーラカリーナ瀬の本本店」でイタリアンを頂きました。中はオープンキッチンになっていて、4席ほどのテーブル席で、他のゲストの静かな話し声も心地よく響きました。前菜のピクルスに続いて供された、「地ハマグリと地浅利、豆苗の冷製カッペリーニ」を一口味わった途端、そのコクがあるのに上品な味に、これから供される料理の数々に対する期待が膨らみました。次の一皿「天草の鰆のカダイフ」も絶品で、旬のお魚とパリパリの細麺を茸のソースが引き立て、ワインならぬ日本酒をお願いしてしまいました。セェフはこの3月に着任されたとの事ですが、気配りが素晴らしい方でした。私たちの食の進み具合を見て、ピッツァのお持ち帰りを提案してくれたり、無理にお願いしたお品書きを清算の時にそっと手渡してくれたりと、夕食はコラボ先の「サーラカリーナ瀬の本本店」でイタリアンを頂きました。に花を添えていただきました。メインディッシュの鴨料理はふっくらした大分県産のシイタケとの相性が抜群で、赤ワインを飲み過ぎてしまいました。デザートと紅茶を頂くまでの約2時間半をまったりと過ごす事ができ、満足感一杯で宿への夜道を辿りました。

スパグリネス 「朝食」

 朝食はオープンテラスが併設されたラウンジで頂きました。チェックインの際に、和・洋が選べます。和食は山菜を中心とした8皿が供されます。特に根菜の煮物や小松菜のお浸しが粒立ちの良いご飯によく合い、何時もより沢山食べてしまいました。洋食は具沢山のスープや、地元小国牛のヨーグルトが美味しそうでした。

「スパグリネス」の公式サイトはこちらから

 「過剰なサービスは控える」事が「おもてなし」というコンセプトが徹底してまいすが、ゲストが要求する事に対しては、懇切丁寧に対応して頂きました。まるで貸別荘に滞在した様な気分で、温泉三昧や美食を堪能出来て、家族3人が充実した時間を過ごす事が出来ました。季節を変えてまた訪れたい宿の一つになったのは言うまでもありません。

ビデオ編集工房 宙

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