飯田高原の旅 「トライアル温泉郷 久織亭」

久織亭

飯田高原の旅 「あいのせ茶屋~タデハラ湿原」

 宿に向かう途中で「あいのせ茶屋」で昼食を摂りました。駐車場にある展望所からは あまがたに渓谷 が見下ろせます。ここから「やまなみハイウェイ」をドライブして、「タデハラし湿原」に立ち寄りました。ここは平成17年に坊ヶツルと共に県内初のラムサール条約に登録されました。飯田高原の長者原標高1,000mの位置にあり、中間湿原としては国内最大級の面積を誇ります。

トライアル温泉郷 「久織亭」 「母屋と貸切風呂巡り」

 飯田高原の広大な敷地で、ディスカウントスーパーのトライアルが運営する宿です。お洒落なレストラン棟のカウンターで、立ったまま記帳を済ませました。宿泊棟へ向かう小径の両サイドの原生林に近い手付かずの木々が心を和ませてくれます。

 大浴場と五つの貸し切り家族風呂は、同じ敷地にある別の宿泊施設「虎乃湯」との共用施設です。貸し切り家族風呂は予約制ではなく、空いていれば内側から施錠して、自由に湯あみが楽しめます。大浴場は男女の入れ替えはないのですが、左右対称で同じ造りです。

トライアル温泉郷 「久織亭」 「宿泊棟 縹」

 この宿には二戸一が4棟と一戸建ての特別離れ1棟、それぞれ趣が違った全9部屋がありすべてに客室露天風呂が備わっています。今回宿泊したのは「縹」と名付けられ、60平米の広さはで二人で過ごすには充分なスペースでした。リビングは、メイプルのフローリングと純白のクロスをむき出しのダークブラウンの梁がキリリと引き締めています。高い勾配天井と明り取りの窓、壁一面の広い窓が相まって、解放感抜群です。客室露天風呂は二人で足を伸ばして湯あみしても充分な広さの石風呂です。泉質は炭酸水素泉で、体の芯まで温まります。解放感抜群のかけ流しの温泉で、郭公や杜鵑の鳴き声を聴きながらの湯あみは、この宿ならではの楽しみのひとつでした。

トライアル温泉郷 「久織亭」 「料匠 虎白 での夕食」

 夕食はレストラン棟の「料匠 KOHAKU」で頂きました。九重連山やタデ原湿原が見渡せる窓際のテーブルは、窓に対して45度回転してセットされています。二人とも景色を眺めながら食事が楽しめる仕掛けに、この宿のおもてなしの心を感じ取る事が出来ました。配膳された二番目の皿を見た途端、その予測は見事に覆されました。「草原の森」と題された前菜は、陶板の上に季節感たっぷりの彩で全7品が盛り付けられ、目と舌を唸らせる逸品でした。「繊細かつダイナミックな食のエンターテイメント」を謳う料理の数々は、どれをとっても甲乙つけがたい品々でした。中でも、黒毛和牛陶板焼きのとろけるお肉の美味しさや、留椀の稲葉素麺の優しい味に、ついつい大好きな冷酒の杯を重ねてしまいました。

トライアル温泉郷 「久織亭」 「九重連山と朝食」

 展望台で九重連山の絶景を眺めた後の朝食は昨夜と同じ椅子席で頂きました。三段重・焼き魚・香の物が配膳されている他、ご飯・味噌汁・パンなどの洋食やデザート類はハーフビュッフェ方式になっています。大きな窓越しに見える爽やかな高原の景色を愛でながら、何時になく沢山頂いて満腹になってしまいました。

「久織亭」の公式サイトはこちらから

 すっぴんの自然の真っただ中で、温泉三昧と料理長の心のこもった創作会席が楽しめる宿です。国立公園の観光や九重連山の登山口も近くにあり、観光拠点として最適です。特に暑い夏でも爽やかで、自然を愛でながらのんびり過ごしたい、幅広い層にお薦めの宿です。

ビデオ編集工房 宙

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