宗像・糸島の旅(杜の七種)
宗像・糸島の旅「宮地嶽神社と宗像大社」
宿に向かう途中で、宮地嶽神社と宗像大社にお詣りしました。宮地嶽神社は福岡県の北部、福津市にそびえる高さ180mの宮地岳にある神社です。日本全国にある宮地嶽神社の総本社として知られており、年間で約220万人もの人々が参拝に訪れます。年に2回、「光の道」と呼ばれる不思議な光景が見られることでも有名です。2016年にアイドルグループの嵐が出演するJAL(日本航空)のCMでも話題になりました。また境内にしめ縄など日本一を誇るものが3つある点でも、見ごたえのある神社です。
宗像大社は宗像神を祀る全国約6200社の総社。辺津宮は宗像三女神の市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を祀る。広大な神苑には、本殿・拝殿を中心に、第二宮(沖津宮)、第三宮(中津宮)、高宮祭場、そして国宝8万点を収蔵する神宝館が点在している。2017年7月に世界文化遺産登録された「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の構成資産でです。
杜の七種(ななくさ)「共用部と大浴場」
杜の七種(もりのななくさ)は、福岡県北部の響灘と森に囲まれた、8000坪の複合リゾート空間「ぶどうの樹」の宿泊施設です。こじんまりした東屋風のラウンジに到着し、テーブルでウエルカムドリンクの葡萄ジュースを頂きながら、チェックインの手続きをします。予約の時のデータが使えるとの事で、記帳は氏名だけの簡単なものでした。
杜の七種 客室「ふたり靜」
全7棟の宿泊棟から、今回は「ふたり静」というコテージを選びました。中庭側の窓側が4m程の勾配天井になっていて、解放感抜群の造りで72平米より随分広く感じます。居間は床暖房のフローリングの片隅に4畳半の畳敷きの小上がりがあり、脱衣場側に雪見障子があったりして、小粋な雰囲気を醸し出しています。居間と障子で間仕切られた寝室は、ダークブラウンのフローリングとライトグレー系のクロス、それに天井のむき出しの大きな梁が程よく調和しています。寝室にはシモンズ製のセミダブルベッドが2台設置されていて、程よい硬さと2種類から選べる枕と相まって熟睡する事ができました。露天風呂は中庭の東屋にあります。内風呂と同じジャグジー風呂で、中庭やその向こうに広がる竹林を眺めながら湯あみが楽しめます。
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杜の七種 「野々庵」で夕食
夕食は宿泊棟から徒歩で5分程の食事処「野の庵」の個室で頂きました。テーブルに着くと、「凩 菜待膳」と名付けられた小鉢3皿が配膳されていて、ビールと共にその素朴な味を楽しみました。氷の鉢に盛られたお造りの五種盛りは、新鮮さが抜群で冷酒の味を引き立ててくれました。途中で配膳のペースを少し遅くして頂くようお願いした所、笑顔で快く応じて頂き、まったりした気分で料理とお酒を楽しむ事が出来ました。メインディッシュはチェックインの時にお願いした通り、お寿司とお肉を二人でセェアして頂きました。和牛の柔らかさもさることながら、やはり地元で獲れたプリプリのネタで握ったお寿司は、地産地消を謳ったコースに相応しい逸品でした。
杜の七種 客室で「朝食」
朝食は部屋食でした。2段重に盛られた和洋折衷になっていて、夕食と同じように適度な濃さの味付けや、釜炊きのご飯は粒立ちの良さが食欲をそそりました。
「杜の七種」の公式サイトはこちらから
宗像・糸島の旅「夫婦岩と芥屋海岸」
宿を後にして、今度は糸島半島をドライブしました。糸島市の北部に位置する二見ヶ浦は、福岡県の名勝「日本の渚百選」に指定されており、ドライブの定番スポットとして有名です。古くから桜井神社(県の文化財)の社地として神聖な場と崇敬され、伊弉諾命(いざなぎのみこと)、伊弉冉命(いざなみのみこと)が祀られています。芥屋(けや)海岸」は、福岡県の糸島半島の入り江にある海岸です。天然記念物に指定される洞窟「芥屋の大門(おおと)」があり、漁港からは遊覧船が発着しています。高さ64m、奥行き90mに大きく口を開く洞窟は稀に見る光景で、間近で見ると迫力を感じられます。今回は残念ながら海が荒れていたので、遊覧は諦めました。
解放感とプライバシーの確保が両立している素晴らしい宿泊棟や、地産地消を謳った選べる食事処、それに宿泊施設のスタッフのだけでなく、「ぶどうの樹」で働く皆さんが笑顔で接してくれるホスピタリティ等、どれをとっても素晴らしい宿です。ファミリーで沢山の施設を楽しむのもよし、カップルでのおこもりにもお薦めの宿です。